今回は、心に響く人間ドラマや学園もの、日本が世界に誇るアニメや時代劇など、各ジャンルからおすすめの邦画を選出し、絶対に観ておくべき、名作日本映画5選を紹介していきます。
万引き家族
リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林らが出演した、是枝裕和監督による珠玉の家族ドラマ『万引き家族』。 第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した本作は、万引きで生計を立てる家族の暮らしと、彼らの秘密を描いています。パルム・ドールを日本映画が受賞するのは、1997年に公開された今村昌平監督の『うなぎ』以来であり、21年ぶりの快挙として大きな話題に。 是枝監督は本作を製作にするにあたって、構想に10年もの月日を費やしており、満を持しての映画化となりました。
おくりびと
所属していた楽団が解散し、故郷に戻り職探しをする主人公・小林は、ちょっとした勘違いから納棺師の仕事をすることになります。特殊な仕事のため、妻や友人からなかなか理解を得られない中、納棺師の業務にやりがいを見出し始めますが……。 主演を務めた本木雅弘が、遺体に死に化粧を施し棺に納めるシーンは必見です。心のこもった一連の儀式はとてもあたたかく、そして美しく、視聴者の心に深く響きます。 その感動は世界にも通じ、モントリオール映画祭グランプリのほか、多くの賞を獲得しました。