奇跡の犬・アニマルシェルターから引き取った犬が幼い息子を救った！

ボビーの暗い過去と今

ジョージとカイラは息子のピーターに主体となって新しい犬の友達を育ててもらいたいと考えていました。人懐っこいボビーのような忠実な犬以外にベストなチョイスは他にありませんでした。彼らの判断は当初は間違えていないように見えました。ボビーを家に迎えたとき、ピーターも含めて家族全員はとても満足していました。またボビーも同じようにそんな新しい環境に喜んでいるようでした。

ボビーを捨てたブリーダー

ボビーは生まれてすぐに無責任なブリーダーによってひどい環境に置かれてしまいました。こうして温かな家族に迎え入れられた今はとてもラッキーだったとも言えます。ボビーを捨てたのは子犬を高値で売るために犬を次々と繁殖させ、売れ残った犬は放置をしていた冷酷なブリーダーでした。ボビーはそんな悲しい犬の一匹だったのです。このブリーダーは生まれてきた犬が育つ環境についてほとんど気にしませんでした。子犬たちは生きものというよりはお金を稼ぐための単なる売り物だったのです。ブリーダーから売られる子犬は一般的に最高額の入札をした人に販売されます。そして販売には適さない見た目の悪い子犬や、長いこと買い手のつかない子犬は違法に経営されている動物園に売られているというケースもあります。こういった犬は動物園の動物の餌として売られていくのです。飼い主に引き取られることのできなかった子犬にとって残酷すぎる運命が待っているのです。