お墓に供えられた花束から・・・来るはずのない人からの花束が明らかにした故人の秘密

その映像を見て衝撃を受けるジェン。墓地のスタッフはジェンにその映像に映った女性に心当たりがあるか尋ねました。しかしジェンには全く見識のない人でした。映像の再生をそのまま続けたところ、その女性はフランクの墓地の前で約5分ほど過ごして去っていったようです。墓地にはいくつかの監視カメラが設置されていたため、スタッフは別のアングルに置かれた監視カメラのテープも再生してみることにしました。するとフランクのお墓を去った女性がその後、車に乗り込む様子が映っていました。車が駐車場から出ていく際に車体も映り、彼らは車体のボディに「バゼモア印刷」という会社名が入っていることを発見しました。その会社名を見てジェンは息が止まりそうになりました。

なんとその「バゼモア」というのはフランクの姓名だったのです。監視カメラの映像を見終えて家に帰ったジェンは、そのバゼモア印刷に行ってみようと思いました。インターネットで調べてみると家から100kmほど離れたリンカーンという街にあることがわかりました。焦る気持ちを抑えながら車に飛び乗りその場所へ向かうジェン。その道中、ジェンはその女性とフランクの関係に思いを巡らせました。フランクは浮気や不倫をするような男性ではなかったはず。でもなぜ見知らぬ女性がフランクのお墓を訪ねてくるのだろう。考えれば考えるほどジェンは不安になりました。その一方でなんとしてでもその女性の正体を突き止めなくてはと心に決めました。運転から2時間、バゼモア印刷所に到着したジェンは、まずは車をお店から離れた場所に止めて事務所を遠くから見ることにしました。様子をうかがうこと30分。事務所の前に車が止まり、その車から誰かが出てきました。その男性はなんとジェンの亡くなったはずの旦那さん、フランクだったのです。彼女は衝撃のあまり倒れそうになりながらも、そのまま遠くからその様子を見守りました。